第一回 雑草を愛でる会
第一回 雑草を愛でる会 Spring
〜 春風に、花粉とくしゃみと想いをのせて。 〜
こんにちは。
雑草を愛でる会 会長のかめもときえです。
桜も満開、あたたかく過ごしやすくなってきたこの季節、彼ら(雑草のすけ)の活動も活発になってきました。
朝会を済ませたあと、早速外へ。
「げんきだねい」「かわいいねい」「きみは何という草なんだい?」と声をかけながら、雑草たちとの交流を深めます。
小学生の頃、つねに身近に感じていた、土や草のなつかしいにおいにわくわく。
「あ!これ! くるくるすると音がするやつだ!」と興奮する大人たち。
さっそくくるくるしてみたが、無音の時間が過ぎるだけだった。
がんばって記憶をたどってみたが、あれは確か、茎の部分を引き裂いてぶらぶらさせた状態でくるくるすると音がする...だったような。
遥か彼方の、忘れ去られた記憶を甦らせてくれてありがとう、雑草のすけよ。
一見、緑の草だけが生えているように思える場所でも、じっくりと探せば、可愛らしく小さな花がたくさん咲いている。
この主張しない、小ぶりな可愛らしいお花。
名前は知らない。
ステファニーとでも名付けておこう。
こういった雑草のすけがあつまる場所には、必ずと言っていいほど彼ら(虫のすけ)もあつまってくる。
「バッタだ!」と必死で追いかけたが、すぐ見失ってしまった。
でも見失った先で、可愛らしいつくしんぼを見つけることができた。
.......たたずまいが、得意げだった。
むらさきの花を見つけて(これってスミレだっけ...?)と思いながら、横にいる自称ドラマーのめいりさんを見ると、植物の名前を教えてくれるアプリをみながら「スミレです!」と秒速で教えてくれました。
その後は、ただひたすらに聞いたこともないような名前の雑草を呪文のようにつぶやいていた。
あ、ステファニーの名前も教えてもらえばよかった。
一方、自称キャンパーのりょうは「この雑草は食べれるのか、食べれないのか... これは毒があるからだめだ...」と、雑草を食材として見ているようだった。
さすがキャンパーである。
太陽をたっぷり浴びながらの雑草探しはとてもきもちがよく、こころもリフレッシュすることができた!
季節ごとに出会える子たちも変わるんだろうな。
かわいいね、いとおしいね。
ではでは、次は夏頃にお会いしましょう〜!